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コラム トリマーのやりがいって?仕事の魅力を紹介
わんちゃんをきれいにしてあげるトリマーという職業、みなさんはどういったイメージでしょうか?
「大変そう」と言われる反面、わんちゃん達と関わる事の出来る、とてもやりがいのある職業だと思います。
今回の記事では、現役トリマーが働いていて感じるトリマーの魅力について焦点を当ててお伝えします。
1.様々な動物達と関われる
お店で働いていると、様々なわんちゃん達がやってきます。プードルやダックス、チワワは多いですが、それ以外にもベドリントンテリアや秋田犬、ケリーブルーテリアなど、普段見ることがないわんちゃん達にも会うことが出来ます。
そして、そのわんちゃん達をトリミングしていくと、その犬種の性格やそれぞれの個性がわかって、もっとかわいくしてあげたいなという気持ちが芽生えてきます。
様々なわんちゃんを仕事しながら沢山見て、触れるのはトリマーしかありませんし、犬好きとしてはたまらない仕事なのではないでしょうか。
私も毎日来てくださるわんちゃん達に心癒されています。
2.病気・怪我の早期発見
もしかしたら、いつも来ていただいているわんちゃんのコンディションは飼い主様以上にわかるかもしれません。
トリマーは常にわんちゃんのコンディションを確認しながら作業を進めたり、ブラッシンしながら皮膚の状態や腫瘍系など確認をしてベイジング(お風呂)に入っています。なので、毎日見ているとわからない体調の変化が、月1回会うと、あれ?前ここに腫瘍があったかな?とか、今日はいつもよりテンション低いけど何かあったかなとか、この前より瘦せちゃた?とか敏感に感じ取ることが出来るのです。
なので微々たる変化だったとしても、その旨は飼い主様にお伝えしています。そのことで腫瘍の早期発見が出来て手術して治った子や、肝炎だったのが分かった子もいます。
もちろんトリマーは獣医ではないので、現状のお伝えしか出来ませんし、それで動物病院に行く行かないは飼い主様の意向にはなります。
それでも飼い主様がその子のコンディションを気にしてくれたり、動物病院に行って治療してもらったりして、次回のご来店時に元気になったわんちゃんと、安心した顔の飼い主様を見ると本当に良かったなと思うし、トリマーやっていて本当に良かったなと思うのです。
3.技術職として向上
トリマーという職業はどちらかというと職人です。ですから、来ていただいたわんちゃんになるべくつらい思いをせさせない様に、いかに早く、丁寧に、綺麗に出来るかを考えながらトリミングをしています。
ですから多分、トリマーになりたての人ほど家でも鋏の練習をしている人は多いと思います。
また世界に犬種は700~800種、その中で一般社団法人ジャパンケネルクラブで登録されているのが208種もあるので、犬種に合わせたトリミングやグルーミングの勉強もしつつ毎日仕事をしています。
人によっては色々な所で開催しているトリミング競技大会に出場するために、お店が終わった後に勉強している人もいたりと、思ったよりトリマーは勉強をしているのです。
ただ、その勉強は決して嫌々ではなく、自分の向上心のためです。目標は人それぞれ(時短を目指すのか、コンテストを目指すのかなど)ですが、常に目標のある仕事って、素敵だと思いますし、この仕事を選んで良かったなと思います。
4.人の優しさを感じられる
トリマーをやっていて思うことは、優しいお客様が多いなと思う事です。それは大切なわんちゃんを預けてくれるという信頼をしてくれているからかもしれませんが、トリマーとしてとてもありがたい気持ちになります。
「いつの綺麗にしてくれてありがとうございます」と言われると、こちらも嬉しい気持ちになりますし、この仕事ほど頑張りが目に見えて、またやりがいのあるものはないのではないかなと思っています。
私がトリマーになりたての時、経験不足でお客様から「下手だね!」と言われた事がありました。
とてもショックではあったのですが、そのお客様はそれでも毎月来ていただいて、1年後には「すごく上手になったね!」と褒めていただけるまで成長することが出来ました。
確かに世間で言う、大変な仕事なのかもしれませんが、とても充実感のある、やりがいのある仕事です。
これを機に皆さんがトリマーに興味を持っていただけたら幸いです。
SJDドッググルーミングスクールでは、犬学はもとより、病気や介護の知識から犬のマナーの入れ方などの学科と、実習時間1,000時間以上の実習を行って犬のスペシャリストを幾瀬しております。
ぜひ他とは違う授業を体感してください!