皮膚症状Skin symptom
ここに記載してある病気は一部であり、ここに記載していない病気が原因の事もあります。また一つの症状から病気を診断することは困難です。様々な検査をして初めて確定診断ができます。このページを読んで自己判断するのではなく、必ず病院を受診して検査をしてください。
脱毛、痒みDepilation · Itch
脱毛での一つの大きな診断基準は、左右対称かどうか、痒みがあるかです。(他にも細かい診断基準は多数あります)
①左右対称性脱毛
- ・副腎皮質機能亢進症
- ・甲状腺機能低下症
- ・セルトリ細胞腫
- ・エストロジェン過敏症
などホルモンが関係している病気が主です。これらは通常痒みを伴いません。
②痒みを伴う脱毛
- ・ストレス
- ・膿皮症
- ・毛包虫症(ニキビダニ症・アカラス)
- ・疥癬
- ・ノミ、シラミ
- ・モスキートアレルギー
- ・アレルギー性皮膚炎
- ・アトピー性皮膚炎
- ・脂漏性皮膚炎
- ・天疱瘡(種類によって痒みを伴わないものもある)
など外部から感染するものや常在菌・常在虫が関与するもの、完治できるもの・できないものなど様々です。
③その他
- ・皮膚糸状菌症
通常痒みを伴わない真菌(カビ)の病気です。ワンちゃんネコちゃん問いませんが、仔猫での感染が圧倒的に多いです。同居の猫、犬、そして人間にも移るので、早めの診断と治療が大事です。